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お知らせ |2015.1.26

神戸常盤女子高等学校 メイク講座を実施

20141216日(火)

神戸常盤女子高等学校就職内定者を対象に、マナー講座に続きメイク講座を実施しました。

普段休みの日はオリジナルメイクをしている年代にはなるかと思いますが、社会人になる際は“会社の顔”になるため、自分の好きなメイクでは場にそぐわないシーンもあります。

今回は前回のマナー講座に続き、美容師の傍らメイクアップアーティスト業もこなす西本真優先生に協力をいただき、講座を実施しました。

「ビジネスメイク」というと、どうしても質素なイメージを持たれがちですが、西本先生は「ビジネスメイクは相手を敬うという意思表示になります。ただ質素ではなく、自分の個性を活かしながら、自分を相手に求めてもらうメイクのことです。」と西本先生は高校生に教えてくれました。ビジネスや社会という話になると取っ付きにくい高校生も安心した様子でした。

 

また、西本先生はビジネスメイクのポイントを4つにしぼり、分かりやすく説明してくれました。

1.清潔感

2.好感度

3.品格

4.説得力

この4つのポイントをもとに実際に生徒1名をモデルにし、半顔メイクをし、高校生に比較をしてもらいました。途中でメイクのポイントをアドバイスしてもらいながらメイクをしてくれていたのですが、高校生もモデルの方の顔が変わるにつれ、驚きを隠せない様子でした。またアドバイスの1つとして「美人の法則」を教えてくれました。美人の法則というと敷居が高いイメージがありますが、西本先生は「人間の顔は左右は絶対に違います。本当の美人というのは表情が豊かな人の事を言います。左右のズレがあるからこそ、魅力があるんですよ。」と

美人という概念を覆すアドバイスをしてくれました。

 

また、講座の最後に高校生へ「笑顔が出るということは楽しんでいるということ、楽しんでいる顔は“恵顔(えがお)”になります。この“恵顔”を社会人になって、最終的に皆さんが“栄顔(えがお)”になればいいなと思います。」とメッセージを残してくれました。同じ読み方なのに、漢字が変わるだけでこんなに違うんですね。


高校生からの感想として

・普段メイクをあまりしないのでとても参考になった。

・チークの位置で顔の印象が変わったりなどいろいろ知れて良かった。

・プライベートでしているメイクで他人から見える印象は考えていなかったけど、ビジネスメイクの場合は見える印象も考えていて大変だなと思った。

・自分に合ったメイクができるようになりたいと思った。

・社会に出る前に聞けて良かった。

・人と接する上で身なりを整えることがとても重要だと分かった。今日学んだことを活かしたい。

 

また先生からは

・男性でも理解できるような説明で分かりやすかった。

・メイク1つでどんな印象が作れるかなど大変興味深かった。

 

という意見がありました。

これで2回に渡る就職内定者向けの講座は終了となります。年が明ければもう卒業は目の前です。高校生活から社会人生活へ環境の変わる高校生の皆さんへ少しでも今回の講座をどこかでふと思い出してくれればなと思います。

 

また、今回をもちまして神戸常盤女子高等学校3年生就職希望者への講座は全て終了となります。

5月より

・社会人クエスト(コンサルティング業・印刷オペレーター・ファッションアドバイザー・百貨店勤務・バスガイド・介護福祉士)

・名刺交換体験・プレゼンテーション

・マナー講座・メイク講座

を実施してきました。初めの頃はまだ就職に対するイメージが湧きにくかったところ、実際に働いている社会人の話を聞き、ビジネスシーンでは1度は遭遇する可能性のある名刺交換、面接で必要なプレゼンテーションなどを経験していただき、“社会人になるきっかけ”を少し作れたのではないかなと思います。また内定後の高校生の表情は少し大人になったような印象も受けました。

 

新社会人は分からないことだらけですが、それは当然のこと。社会人1年目は高校生活とのギャップに驚くことばかりかもしれませんが、その中でも高校時代に学んだことを思い出し頑張ってくれることを社団スタッフ一同願っています。