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|2015.6.22

神戸常盤女子高等学校3年生社会人クエスト第3回目開催!

2015年5月14日(木)

第3回目はパティシエと会社で人事を担当した経験がある方の方がゲストです。
パティシエという仕事も調理・製菓コースのある同校の高校生にはとても魅力的な職業です。今回のゲストはいろいろな職場を経験され、キャリアを積んでこられた方です。ご自身が10代から働いているということもあり、高校生に分かりやすく当時の考えなどを具体的にお話いただきました。

「仕事を始めたころは夜も帰るのが遅く朝も早くて、家にはご飯を食べることと寝に帰るだけでとても辛かったです。」と学生と社会人の違いをありのままにお話いただきました。高校生も思っていた以上に大変なイメージを持った表情でしたが真剣な眼差しで話を聞いていました。また、職場での仕事の違いを詳しく教えていただきました。パティシエと一言で言えど、働く環境で仕事の幅に違いがあるとうことで驚いた様子でした。 

次は待ちに待った「エゴグラム診断」の解説です。これまでに人事経験のある方より「なぜこのエゴグラム診断をするのか?」「実際に会社はどういう人材を求めているのか」などの内容も含め、話をしていただきました。診断結果として、5つの項目から自分はどのようなタイプに当てはまるのか、また今後どのようなところを意識すれば良いのかなど、具体的な例を出して説明していただきました。自分の性格や考え方などを当てられた高校生もいたようで、驚いた表情を見せたり、納得する部分はうなずいたりと説明に聞き入っていました。

最後に人事採用側の視点として、
「まず、人事採用担当者は面接の際に『優しさ・素直さ・やる気』をみます。この3つに特別な能力はいりません。皆さん1人1人の人間性です。就職試験、頑張ってください。また、社会人になりたての時は、楽しいことよりしんどいことや辛いことがたくさんありますが、すぐに諦めないことが重要です。逆にその場面をチャンスととらえ、ドキドキワクワクしてください。辛いと思うと辛さが増すので、辛いときに楽しめるようになると良いですね。なかなかすぐには難しい話ですが…(苦笑)。一度決めた仕事は極める努力をしてください。きっと将来キャリアアップをする際に役に立ちますよ。」

と少し難しく感じますが、採用の場面で多くの人々を見てきた経験が言葉に現れていらっしゃいました。 

高校生の感想として
・パティシエの仕事は思った以上に大変だと思った。
・結婚しても続けたい仕事を見つけたいと思った。
・この仕事についてよかったと思える仕事を見つけたい。
・診断テストが楽しかった。
・仕事がしんどくても、まずは3ヶ月頑張ってみようと思った。
・面接のアドバイスをしていただいたので勉強になった。 

とのことでした。
採用する側・採用される側両方の考えを一度に聞けた高校生。今後の就職試験にぜひ活かしてほしいものです。



これで3年生の社会人講座は終了となります。次回は昨年度同様、6月に「就職ガイダンス」を実施します。これまで勉強してきたことの総復習に加え、新たな手法で自己分析を実施します。

自分を客観的に見つめる時間になってくれればと思います。