まず1時間目は「高校生と学生・社会人の違い」です。なかなかイメージしたことない違いではありますが、自立というキーワードを元に経済的な面・自己管理・自己責任などを具体例を交えながら説明しました。

また、どんなオトナ女子になりたいか質問してみたところ、
・カッコいいオトナになりたい
・仕事も家庭もしっかりできる女性になりたい　
・頼ってもらえるような人
・しっかりと自立して責任感のある人　　　　など

高校1年生ではありますが、現代の流れを感じているかのように働くことは当たり前という感覚をもっているのだなと感じました。

次にオトナ女子の言葉遣いです。普段の生活の中ではなかなか意識しづらい部分もある言葉遣い。特に環境に慣れてしまうとついつい言葉が雑になってしまうこともあります。普段の習慣がいざという場面で出てしまわないように、今日から少しずつ意識することをテーマに実施しました。

大前提に頭のいい話し方の7つのPOINTとして、敬語・語尾・主語・話の聞き方など基本的な部分を説明しました。第一印象は挨拶を交わすまでの約6秒で決まると言われています。また第一印象は表情だけでなく、声のトーンや言葉遣いなども関係がありますが、今回は話し方にPOINTをおきました。

次に言葉遣いです。言葉遣いに代表的な5つの言葉を学んでもらいました。なかなか答えが出てこないかと思いきや、高校1年生でも語学力は驚かされました。

さて、2時間目は「トリセツ」の時間です。自分自身を“商品”に見立てて、取扱説明書を作ります。まずは自分の仕様です。ここでは性格や特技・趣味などを探します。

次に用途です。これは自分の強みを探してもらいました。そして、上手な利用方法です。利用方法とは、嬉しい頼まれ方や任され方の方法です。（この内容を聞いて、私自身も必要だなと思いました）。他にもエネルギー源（元気の出る言葉）や、上手な指摘方法、取り扱い注意、メンテナンスなどの項目を自分に見たてて考えてもらいました。最後に自分のトリセツを生徒様1人1つずつ発表していただきました。皆さんそれぞれユーモアに富んだ発表をしてくれました。短時間だったにも関わらず、自分自身を客観的に見てくれ。また友達のことを知ってくれている様子でした。

生徒様からの感想として
・自分のことが前よりも理解できました。またしてみたい。
・新たな自分を発見できて良かったです。自分の良いところが分かるようになったのが良かったです。
・とにかく楽しかった。今のうちから勉強して、大人になったときに困らないようにしたいです。
・楽しくてあっという間でした。もっと言葉使いを正しくして社会に出ても恥ずかしくないように今から頑張ろうと思いました。
・とても気軽に質問や話しかけてくれてとても楽しかったし発言しやすかった。カッコいい大人女子になる為に当たり前のことは出来るようになろうと思う。
・自分のことを改めて見直せたかなと思います。まず人のことを知る前に自分を知ることが大切だと思った。
・私には分からないことがたくさんありました。自分のトリセツも作っていろいろと参考になりました。 

と嬉しい言葉を聞くことができました。

今回のこの時間で生徒様にとって将来を少しでも考える“きっかけ作り”になれば良いなと思います。