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|2015.6.21

神戸常盤女子高等学校3年生社会人クエスト第2回目開催!

2015年5月12日(火)

第2回目は美容師と介護福祉士の方がゲストです。台風が気になる中ではありましたが、無事に最後まで実施することができました。

実は本日のゲストは昨年度も介護福祉士の方には社会人クエストで、美容師の方にはメイク講座でお越しいただきました。ゲストも懐かしそうにしていらっしゃいました。

美容師のイメージは、高校生にとって華のある仕事でオシャレな憧れの存在。介護福祉士のイメージもまた、生活のお世話など人のお手伝いをするという大変やりがい感じる仕事です。

まずは美容師の方のお話からスタートです。
「朝は8時半に出勤、閉店後は練習をするので、帰るのは夜中12時を過ぎます。」一見華やかな仕事に見える美容師がここまで大変だったとは…と高校生は驚きを隠せない様子でした。「確かに睡眠時間も短くなるし、休憩時間も忙しいときは後回しだし、立ち仕事でとても大変です。でも来てくれたお客様が綺麗になって、 “ありがとう、また来ます”と言ってくれる言葉が何よりも嬉しくて、また頑張ろうと思えるんです。」と話す言葉一言一言に重みがありながらキラキラと輝いている美容師の方を目の当たりにしている高校生はしっかりと言葉を受け止めてくれている様子でした。 

次に介護福祉士の方のお話です。
「人と関わる仕事と言っても美容師さんとは全然違うんですよ。」と率直な感想をいただいてからお話が始まりました。「仕事はシフト制なので、時間は決まっていますが早番、夜勤などがあります。」と美容師の方のお話と比較をするように話をしてくれました。「皆さんのお父さんお母さんは介護保険料を支払っていますか?」という突然の投げかけに、高校生は目を丸くして戸惑っている様子「40歳以上の方は介護が必要な高齢者を社会全体で支える為に介護保険料の支払いをしています。私の仕事は、そのお父さんお母さんがお支払してくれる保険料からお給料をいただいているんです。」とお給料がどこから頂いているのかを分かりやすく教えてくれました。お給料をいただけるということをどう考えなければならないのかということを私たち大人も考えさせられる時間となりました。

高校生の感想として
・2人とも一見華やかな仕事に見えるけど、とても大変な仕事だということが分かった。ただ、その中でも生きがいややりがいを感じれる仕事なんだなと思った。
・日々の小さな喜びが仕事の支えになっているとは知らなかった。
・まだ自分のやりたいことが明確ではないが、いろいろ考えることがあるのだなと思った。
・仕事の表と裏では違いがあるのだなと思った。
・違う仕事でも人間関係はとても大切なんだなと思った。

と2人の社会人の方の話を比較しながら聞いている様子が伺えました。お2人はまだ2,30代。お姉さん的な立場の存在で、ここまで自分の仕事に考えや拘りを持って毎日を過ごしている姿に高校生は憧れや尊敬を覚えている様子でした。 

次回は最終回。最終回はパティシエの方と第1回目に実施した「エゴグラム診断」の解説を実施します。自分が今どのような自我状態なのか、今後どういうことを心掛ければ良いか、高校生は大変興味津々です。